ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.55 これじゃ修行にならないよ
ガンコじい
青年！ ちょっとお願いがあるんじゃが。
もとみちくん
なんでしょうか？
ガンコじい
家の大掃除をしておるんじゃが、高いところが掃除できんくて困っておるんじゃ。ちょっと手伝ってくれんか。
もとみちくん
いいですよ。お安い御用です。
ガンコじい
本当か！？ ありがとう。
～ガンコじい邸到着～
ガンコじい
すまんがよろしく頼むぞ。
もとみちくん
はい。
任せて下さい。
任せて下さい。
～10分後～
ガンコじい
おーい青年。お茶が入ったぞ、ちょっと休まんか？
もとみちくん
ありがとうございます。
（ゴクゴク）
あー美味しい。それじゃ続きを頑張ります。
（ゴクゴク）
あー美味しい。それじゃ続きを頑張ります。
ガンコじい
うむ、頼んだぞ。
～10分後～
ガンコじい
おーい青年。お菓子を出すから、ちょっと休まんか？
もとみちくん
ありがとうございます。
（パクパク）
あー美味しい。それじゃあ続きを頑張ります。
（パクパク）
あー美味しい。それじゃあ続きを頑張ります。
ガンコじい
うむ、よろしく頼むぞ。
～10分後～
ガンコじい
おーい青年。コーヒーを入れたぞ、ちょっと休まんか？
もとみちくん
ありがとうございます。でも、さっきも休んだので大丈夫ですよ。
ガンコじい
いやー大変な場所の掃除を頼んだから申し訳なくての。せめて何かおもてなしをしないと気がすまんのじゃ。
もとみちくん
そんなに気にしなくても大丈夫ですよ。むしろ大変な作業の方が嬉しいんです。
ガンコじい
そうなのか？
なんで大変な作業の方が嬉しいんじゃ？
なんで大変な作業の方が嬉しいんじゃ？
もとみちくん
僕は毎日心の修行をしているんです。修行って、ラクな事ばかりしていても意味がないですよね。だから大変な作業が出来ることは、僕にとって、とても嬉しいことなんですよ。
ガンコじい
なるほど！青年にとってはこれが心の修行になるんじゃな。
もとみちくん
そうです。だからそんなに気を使わないで下さい。
ガンコじい
なるほどそうか… 気を使わなくてもいいのか… うんうん…、 これはとっても良いことを知ったぞ。ウッシッシッシ。
もとみちくん
（えっ…なんだか凄く嫌な予感がするんですけど…）
おさしづ
「修行という、心の身を磨きに出るのや。修行、大切に扱うては修行にならん。そら水汲みや、掃除や、門掃きやと、心を磨くのが修行。」
明治23年3月17日
次回をお楽しみに−！！
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