ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.20 釘一本粗末にしちゃダメ
もとみちくん
よいしょっと。
ガンコじい
よう青年。何をしとるんじゃ？
もとみちくん
お爺さんこんにちは。今、古くなった椅子の修理をしています。
ガンコじい
ほう、椅子の修理か。よし、若い頃「土佐のガウディ」と呼ばれたわしも手伝ってやろう。
※ガウディとは、サクラダファミリアを設計した有名な建築家です。
※ガウディとは、サクラダファミリアを設計した有名な建築家です。
もとみちくん
ほんとですか！それは心強いです。ありがとうございます。
ガンコじい
青年、これはなんじゃ？
もとみちくん
これは電動ドリルです。穴を空ける道具ですよ。
ガンコじい
なるほど。そしたらこれは何じゃ？
もとみちくん
これはニスです。椅子が傷みにくくなるように、保護する効果があるんですよ。
ガンコじい
ふむふむ。じゃあこれはなんじゃ？
もとみちくん
これは、サンドペーパーです。やすりみたいなものですよ。
ガンコじい
ふーん。なるほど。
もとみちくん
お爺さん、本当に「土佐のガウディ」って呼ばれていたんですか？
ガンコじい
わしを疑っておるのか！？よし分かった、わしのかなづちと釘の扱い方を見ておれ。
【ガンッ】
【ガンッ】
ガンコじい
しまった、釘が曲がってしもうた。
もとみちくん
あーあ、若い頃のようには身体が動かないんですから、無理しないで下さい。
ガンコじい
何、まだまだ新しい釘があるんじゃから、釘ぐらい何本か駄目にしても問題ないじゃろ。
もとみちくん
いえいえ、曲がった釘も真っ直ぐにしてちゃんと使いますよ。
ガンコじい
曲がった釘はゴミじゃないのか？使いにくいじゃろ。
もとみちくん
確かに曲がった癖がついて打ちにくいですが、真っ直ぐにして、ペンチや釘抜きで押さえながら打てば、ちゃんと使うことが出来るんですよ。
ガンコじい
そんな面倒なことをしなくても新しい釘を使えば良いじゃないか。
もとみちくん
物を簡単に粗末にしちゃ駄目ですよ。神様は物を生かして大切に使う人がお好きなんです。
ガンコじい
物を生かして使うのが良いのか？
もとみちくん
そうです。紙1枚、釘1本無駄にせず生かして使えば、神様は大変喜んでくださります。
ガンコじい
なるほど！よく分かったぞ！たとえ釘一本であろうと無駄にせず、生かして使うことが大切なんじゃな。
もとみちくん
そうです。廃りもの生かして使えば徳が身につきます。そうなれば自分の人生もイキイキしてくるんですよ。
ガンコじい
そうなのか！
よし青年、早速じゃが廃り物であるわしを生かして使ってくれ。
よし青年、早速じゃが廃り物であるわしを生かして使ってくれ。
もとみちくん
ははははは
（お爺さんの自虐ネタはどう反応するのが正解なんだろう…）
（お爺さんの自虐ネタはどう反応するのが正解なんだろう…）
112. 一に愛想
教祖が、ある日、飯降よしゑにお聞かせ下された。
「よっしゃんえ、女はな、一に愛想と言うてな、何事にも、はいと言うて、明るい返事...
次回をお楽しみに−！！
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