ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん(もとみち)
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.28 はたはたの人に楽してもらおう
ガンコじい
よう青年!何をしとるんじゃ
もとみちくん
おじいさんこんにちは、今日はいつも通っているお宅があるのでそこに行く途中なんです。
ガンコじい
そうなのか、それは忙しそうじゃの。ほなの。
もとみちくん
ありがとうございます。それでは失礼します。
ガンコじい
(よし、今日は後ろをついていって青年正体を暴いてやるぞ、いつも善人ぶってるが、きっと人の見ていないところでは気を抜いているはずじゃ)
ガンコじい
(おっ! ゴミが落ちておる、どうせ気づかず通りすぎるじゃろ)
もとみちくん
あっゴミが落ちてる! 拾おうっと。
ガンコじい
(何!? 誰も見てないのにゴミを拾ったじゃと! 信じられん…)
もとみちくん
あっポスターが剥がれてる、張り直しておこう。
ガンコじい
(何!? 自分には何も関係ないポスターを張り直したじゃと! 信じられん…)
もとみちくん
あっ靴紐がほどけてる、結ばないと。
ガンコじい
(何!? 靴紐ほ結び直したじゃと! 信じられん…)
もとみちくん
あれ!? おじいさんじゃないですか。どうしたんですか。
ガンコじい
(しまった、バレてしもうた。)
青年よ! 何で誰も見ていないのに、ゴミを拾ったり、ポスターを貼り直したり、靴紐を結び直したり出来るんじゃ?
青年よ! 何で誰も見ていないのに、ゴミを拾ったり、ポスターを貼り直したり、靴紐を結び直したり出来るんじゃ?
もとみちくん
えっ! どうしたんですか急に。
ガンコじい
わしはさっきまで青年のことを陰から観察しておったんじゃ。きっと人の見ていないところでは気を抜いていると思っていたのに、全然気を抜いていないのは何でなんじゃ?
もとみちくん
そんなことしていたんですか。それはですね、人が見ていようがいまいが関係なく、自分の事と思ってやっているからですよ。
ガンコじい
自分が落とした訳じゃないゴミを拾うことも、関係ないポスターを貼り直すことも、全部自分の事だと思ってやっておるのか。
もとみちくん
そうです。おやさまも「働くというのは、はたはた(側々)の者を楽にするから、はたらくと言うのや」と言われています。働く本質は周りの人を楽にさせることですから、たとえ自分に関係が無いことであっても自分の仕事だと思い、周りの人が楽になるように何かを行う事は、神様が喜ばれることなんですよ。
ガンコじい
なるほど、周りの人達を楽にすれば良いんじゃな。
もとみちくん
そういうことです。
ガンコじい
よし、わしも「はたはたの者」を楽にさせるぞ! 青年よ、ちょっと要領が分からんから今から一週間付きっきりでやり方を教えてくれ。
もとみちくん
(えー!? 僕は「はたはたの者」には入らないんですか? 負担が大きすぎる…)
197. 働く手は
教祖が、いつもお聞かせ下されたお話に、
「世界中、互いに扶け合いするなら、末の案じも危なきもない。仕事は何んぼでもあるけれども...
次回をお楽しみに−!!
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