ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん(もとみち)
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.32 不幸の予兆はただの迷信?
ガンコじい
うう……
もとみちくん
おじいさんどうしたんですか?凄く落ち込んでいるように見えますけど。
ガンコじい
おう、青年か。もうわしゃ終わりじゃ。
もとみちくん
終わりだなんて、一体何があったんですか?
ガンコじい
実はの、昨日突然わしの茶碗が割れるし、黒猫が家の前を何回も通り過ぎるし、食べようと思ったまんじゅうにはカビが生えておったんじゃ。
もとみちくん
は、はあ。
ガンコじい
それでこのことを隣のじいさんに話したら、
「そりゃ不吉だ、悪い事が起こる予兆じゃな、墓でも用意しといた方が良いんじゃないか」とか言うもんじゃから、わしはもう不安で不安で………
あーわしはもう終わりじゃ。
「そりゃ不吉だ、悪い事が起こる予兆じゃな、墓でも用意しといた方が良いんじゃないか」とか言うもんじゃから、わしはもう不安で不安で………
あーわしはもう終わりじゃ。
もとみちくん
なるほど、隣のおじいさんに不吉だと言われて、不安になっているんですね。
ガンコじい
そうなんじゃ。しかも隣のじいさんがそのことを皆に言いふらしたせいで、町内でわしに不幸が訪れると噂になっておるんじゃ。
もとみちくん
そういうことだったんですね。おじいさん、そんなこと気にしなくて大丈夫ですよ。
ガンコじい
そんなこと言われても気にしてしまうぞ。
もとみちくん
神様は、人が何を言ってもそれは人の言う事だから、気にすることは無いと仰ってます。不吉な噂なんて迷信なんですから、気にする必要なんて無いんですよ。
ガンコじい
本当に気にしなくても良いのか?
もとみちくん
はい、神様がそう仰ってますから。「神様と人間」どちらの言う事を気にするべきか、少し考えれば迷う必要なんてありませんよ。
ガンコじい
そうじゃな、ただの迷信に振り回されては、気持ちも滅入るし損をするだけじゃな。
もとみちくん
そうです。元気が出たようで良かったです。
ガンコじい
うむ。教えてくれて助かったぞ。
カラス
カアーカアー
ガンコじい
わ!? カラスの糞が頭に落ちてきよった!
(ブチッ)靴紐が突然切れよった!
(ブチッ)しかも両足じゃ!
(ブチッ)靴紐が突然切れよった!
(ブチッ)しかも両足じゃ!
もとみちくん
(す、すごい。おじいさんに不幸の予兆と言われるものが立て続けに起きている…、迷信…迷信のはずなんだけど、神様からおじいさんへのメッセージという説も浮上してきた…僕にはもう判断出来ません。)
47. 先を楽しめ
明治九年六月十八日の夜、仲田儀三郎が、「教祖が、よくお話の中に、 『松は枯れても、案じなし。』と、仰せ下されますので、どこの松であろう...
次回をお楽しみに−!!
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