ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん(もとみち)
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.47 陰口はダメ
ガンコじい
よう青年!
もとみちくん
おじいさんこんにちは。
ガンコじい
ちょっと青年聞いとくれ、ばあさんが酷いんじゃ。
もとみちくん
おばあさんがどうかしたんですか?
ガンコじい
わしの、少ない小遣いをさらに減額すると言ってきおったんじゃ。
もとみちくん
そうなんですか。何か理由があるのかもしれませんよ。
ガンコじい
そんなもんあるわけなかろう。自分の小遣いを増やそうとしておるに決まっとる。鬼じゃ、鬼ババじゃ。
もとみちくん
おじいさん。蔭口を言うことは、神様が「いかん」と言われてるんですよ。重罪の罪とまで言われてるんです。
ガンコじい
重罪の罪!そんなに重い罪なのか!?
もとみちくん
そうですよ。ですから蔭でこそこそ言わずに、直接お小遣いが減らされた理由を聞いてみたらどうですか?
ガンコじい
いや、そこまでせんでも良いんじゃが………
もとみちくん
あっ、丁度おばあさんが来ましたよ。おばあさーん。
ガンコじい
ちょ…ちょっと青年…余計なことを…
おばあさん
青年さん、こんにちは。あら、おじいさん。また青年さんに迷惑かけてるんじゃないでしょうね。
もとみちくん
いえいえ、ちょっとお話を聞かせてもらってたんですよ。さぁ、おじいさん。勇気を出しておばあさんに聞いてみましょう。
ガンコじい
いや…あ、あの…その…
おばあさん
なんですか?はっきり言って下さい。
もとみちくん
おじいさん、早くお小遣いを減らされた理由を聞きましょう。不満も無くなるかもしれませんよ。
ガンコじい
ばか、そんなことばあさんに聞かれたら…
おばあさん
あれーおかしいですね。おじいさんがどうしても買いたい物があるから、向こう3ヶ月のお小遣いを半分にして、その分を先月渡したんですけどねー。不満があるんですか。
ガンコじい
(あわわわ)
もとみちくん
(これは、余計なことを言ってしまったかも…)
おばあさん
おじいさん。ちょっと家でゆっくり話しましょうか。先に家へ帰ってトイレを済ませ、正座して待ってて下さい。それでは青年さん、ごきげんよう。
もとみちくん
は、はい!ご、ごきげんよう。
ガンコじい
(こんなことなら、青年に余計なことを言うんじゃなかった。トホホホ)
もとみちくん
(おじいさん、なんかごめんなさい)
おさしづ
「蔭で言うより前で言え。いかん事はいかんと蔭で見て蔭で言わんと直ぐに言え。蔭で言うたら重罪の罪と言わうがな。」
明治23年11月22日
次回をお楽しみに−!!
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