ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.46 心が澄むって難しい
ガンコじい
よう青年！
もとみちくん
おじいさんこんにちは。
ガンコじい
いやー温かくなってきて清々しい天気じゃのー。
もとみちくん
ほんといい天気ですね。
ガンコじい
この澄み切った青空のように、わしの心も澄み切っておるわい。
もとみちくん
それは良かったですね。…あっ危ない！
車
プップー！！
ガンコじい
なんじゃあの車は！ 危ない運転しおって、許せん！
もとみちくん
ほんと危なかったですね。 あっ…おじいさん…足元…
ガンコじい
あー！ 犬の糞を踏んでおるじゃないか、最悪じゃー。
もとみちくん
ついてなかったですね。
ガンコじい
わしゃ許さんぞ。 車にひかれそうになり、挙げ句の果てに犬の糞まで踏んづけて、踏んだり蹴ったり激おこプンプン丸じや。
もとみちくん
(ヤバイ、おじいさんめちゃくちゃ怒ってる) まぁまぁ落ち着いて下さい。さっきまで、この天気の様に今日は心が澄み切ってるって言ってたじゃないですか。
ガンコじい
こんな目に合って落ち着いていられるか！ せっかく心が澄んでおったのに台無しじゃ！
もとみちくん
おじいさん。本当に心が澄んでいたら、そもそも腹が立ったりしないんですよ。
ガンコじい
何！？どういうことじゃ？
もとみちくん
腹が立つということは、心が澄んでるとは言えません。心が澄み切れば、どんな事が起こっても腹が立たなくなります。 それが本当に心が澄むということだと、神様は言われているんですよ。
ガンコじい
じゃぁわしは腹が立ったから、そもそも心が澄んでなかったということなのか。
もとみちくん
そういう事になります。
ガンコじい
そうじゃったか。 しかし、腹立たないようにするとなると、中々大変じゃの。
何か良い方法はないかの？
何か良い方法はないかの？
もとみちくん
そうですねー、えーと…
ガンコじい
そうだ、良い方法を考えたぞ！ 次からは、さっきみたいな車を見つけたらすぐに文句を言ってスッキリすることにしよう。 そうすれば、イライラを引っ張らずにすむぞ。 わしゃ天才じゃ！ ハッハッハッハ！
もとみちくん
(いや、その解決方法は間違ってると思いますよ。)
おさしづ
「腹の立てるのは心の澄み切りたとは言わん。心澄み切りたらば、人が何事言うても腹が立たぬ。それが心の澄んだんや。」
明治20年3月22日
次回をお楽しみに−！！
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