ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.54 台無しにしたらもったいない
もとみちくん
よーし、今日は草抜きひのきしん頑張りましょう。
ガンコじい
うむ、勇んでやるぞ。
～１５分後～
ガンコじい
うわ、なんじゃこりゃ！？
もとみちくん
どうしたんですか？
ガンコじい
見てくれ。すごい量のゴミが捨てられておる。
もとみちくん
うわーほんとですね。
ガンコじい
このゴミどうするんじゃ？
もとみちくん
そうですね、ちょっと草抜きは中断してゴミを拾いましょうか。
ガンコじい
仕方ないの。
～30分後～
もとみちくん
ふう、綺麗になりましたね。
ガンコじい
綺麗になったら気持ち良いの。
もとみちくん
そうですね。清々しい気持ちになりますよね。
ガンコじい
それにしても、ゴミをこんな所にポイ捨てするなんて、信じられんの。
もとみちくん
ちゃんと持ち帰って欲しいですよね。
ガンコじい
ほんとそうじゃよ。きっとこのゴミを捨てたのは、常識のなってないチャラチャラした若者に違いないぞ。
もとみちくん
まぁまぁ、犯人捜しをしても仕方ないですよ。
ガンコじい
なんでじゃ、青年は腹が立たんのか？ ゴミをポイ捨てする奴なんぞポンポコピーじゃぞ。
もとみちくん
確かにおじいさんの気持ちも分かります。
しかし、どれだけ良い事をしても、人のことを貶めたり悪口を言っては、良い事をして蒔いた種が台無しになってしまうんですよ。
しかし、どれだけ良い事をしても、人のことを貶めたり悪口を言っては、良い事をして蒔いた種が台無しになってしまうんですよ。
ガンコじい
何！？ 台無しになってしまうのか？
もとみちくん
そうです！ せっかく草引きとゴミ拾いをして、清々しい心になったんですから、悪口を言ってその心を台無しにしたらもったいないですよ！
ガンコじい
確かに、悪口を言うと心が沈んでいく感じがするの。
もとみちくん
ですよね。僕達は良いことしたんですから、ポイ捨てした人のことなんて、気にしなくて良いですよ。
ガンコじい
そうじゃの。いやー良かった良かった。実はわしも結構ポイ捨てしておるから、青年にそう言われると心の重荷が下りた気がしたわい。青年よありがとう。
もとみちくん
（いやいやいや、自分のやったことは気にして下さい。）
おさしづ
「立てば立つ、倒かせば倒ける。これ一つ天の理という。この理を心得ば、何一つの難も無いという。日々の道を通ろうと思うては、人を毀ったり悪く言うてはどうもならん。人を毀って、何ぼ道を神が付けても、毀つから道を無いようにするのやで。」
明治23年2月6日
次回をお楽しみに−！！
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