ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん(もとみち)
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.33 ハッと浮かぶは神心
子供
うえーんうえーん
ガンコじい
(あんなところでガキんちょが泣いておる。声をかけに行かなくては…でも、もしかしたら親がすぐ側におるかもしれんの…やっぱりもう少し様子を見ようかの)
もとみちくん
おじいさん、難しい顔してどうしたんですか?
ガンコじい
おー青年か!見てくれ、あそこで子供が泣いておるんじゃ。
もとみちくん
ほんとだ!助けに行かなくちゃ!
(ダッダッダッダッダッシュ)
大丈夫かい?
(ダッダッダッダッダッシュ)
大丈夫かい?
子供
グスッ、うんもう大丈夫。おうちに帰る。
もとみちくん
うん、君は強い子だね。気をつけて帰るんだよ。
子供
うん、ありがとう。バイバイ
もとみちくん
バイバイ
ガンコじい
いやーあっぱれじゃの。わしも声をかけようかと思っておったんじゃが、躊躇してしまって声をかけられんかったんじゃ。
もとみちくん
分かります。躊躇してしまうことってありますよね。そんなおじいさんに丁度良い言葉がありますよ。
ガンコじい
それは、どんな言葉じゃ?
もとみちくん
「ハッと浮かぶは神心、後で濁すは人間思案」と言う言葉です。
ガンコじい
ふむふむ、どういう意味なんじゃ?
もとみちくん
つまり、最初にお爺さんが「子供に声をかけよう」と思ったのは、神様が心に浮かばせて下さったことで、その後で「やっぱり辞めておこうか」と悩んでしまうのは、自分中心の心使いをしてるってことなんです。
ガンコじい
わしが躊躇していたのは、自分中心の心遣いだったのか?
もとみちくん
そうですね、声をかけるという良いことなのに、それを出し惜しみしているのは、良くない心遣いかもしれません。
ガンコじい
そうじゃったのか!
もとみちくん
特に、先程のおじいさんのように、考えたあげく「惜しむ」ということをしてしまうのは良くあることだと思います。
パッと浮かんだ良い行いは、神様が思い浮かべさせて下さったことなので、悩まずすぐに実行したら良いかもしれませんね。
パッと浮かんだ良い行いは、神様が思い浮かべさせて下さったことなので、悩まずすぐに実行したら良いかもしれませんね。
ガンコじい
なるほど! よーし、次はすぐに声をかけるようにするぞ!
ガンコじい
おっ! あそこで遊んでいる子供がおるおぞ。こけろ! 泣け! すぐに駆けつけてやるからの! 安心してこけるんじゃ!
もとみちくん
(いやいや、人の不幸を願ってたら本末転倒ですよ。それじゃ逆に神様に嫌われちゃいますよ。)
次回をお楽しみに−!!
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