教理勉強

Vol.65 自覚をしたらすでにドロドロ

ー 人物紹介 ー
Introduction

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求道くん(もとみち)

高岡に繋がるお道熱心な青年会員

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ガンコじい

にをいがけ先で出会った頑固じいさん

Vol.65 自覚をしたらすでにドロドロ

ガンコじい
ガンコじい
よう青年。
もとみちくん
もとみちくん
こんにちは。
ガンコじい
ガンコじい
あそこを見てくれ、なんだか人だかりが出来ておらんか?
もとみちくん
もとみちくん
ほんとだ。よく見えましたね。かなり遠くですが、言われてみれば人だかりが出来ているように見えます。
ガンコじい
ガンコじい
わしの視力は3.0じゃからの。
もとみちくん
もとみちくん
(マサイ族じゃないですか…)す、すごい視力ですね。
ガンコじい
ガンコじい
何か楽しいことがあるかもの。行くぞ青年。
もとみちくん
もとみちくん
ちょっとおじいさん。待って下さい。

人だかりの現場に到着

もとみちくん
もとみちくん
なるほど。イベントでパン祭が開催されていたんですね。
ガンコじい
ガンコじい
おっ! パンの試食をやっておるぞ。いただきまーす。
もとみちくん
もとみちくん
あっ!おじいさんズルい。僕もいただきまーす。モグモグ。うわー凄く美味しいですね。
ガンコじい
ガンコじい
う、う、美味すぎる。もっとくれ! バクバク。
もとみちくん
もとみちくん
ちょっとおじいさん。食べ過ぎですよ。
ガンコじい
ガンコじい
うるさいのー。パンが不味くなるじゃないか。バクバク
もとみちくん
もとみちくん
おじいさん。欲張るのはほこりの心使いですよ。
ガンコじい
ガンコじい
ちょっとぐらいほこりを積んでも大丈夫じゃよ。また掃除すれば良いんじゃ。
もとみちくん
もとみちくん
ダメですよ。ほこりの心使いは、意識しなくても使っちゃうんです。人間が意識できる頃には、ほこりが積もって心の底まで濁っているんですよ。
ガンコじい
ガンコじい
そ、そんなに濁っておるのか!?
もとみちくん
もとみちくん
そうですよ。今おじいさんは「ほこりの心使いをしている」と自覚してますよね。それは、すでに心の底まで濁ってきている証拠です。だから、もうそのくらいにしておきましょう。
ガンコじい
ガンコじい
そ、そうじゃの。このくらいにしておこうかの。
もとみちくん
もとみちくん
それがいいです。
ガンコじい
ガンコじい
おっ! ここから3㎞ほど先で、ゴミ拾いをしておるの。ちょっとわしも参加してくるから、青年は1人で楽しんでてくれ。それでは。
もとみちくん
もとみちくん
(いやいや、流石におじいさんの視力でも3㎞先は見えないですよ。)

おさしづ

「神はほこりは嫌い。すっきり澄み切らにゃならん〳〵。人間心から見て曇り一寸あれば、底まで濁ったるというも同じ事。」

明治31年6月12日

次回をお楽しみに−!!

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