ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.69 夕日にお礼を言おう
ガンコじい
はぁ…
もとみちくん
おじいさんどうしたんですか？ため息なんかついちゃって。
ガンコじい
この季節になるとの、なんだか若い頃を思い出しての。
あの頃は良かったなーと思うんじゃ。
あの頃は良かったなーと思うんじゃ。
もとみちくん
楽しい青春時代だったんですね。
ガンコじい
そうじゃな。
少しで良いから、またあの頃に戻りたいの。
少しで良いから、またあの頃に戻りたいの。
もとみちくん
でしたら、今日はおじいさんの青春時代のような事をしませんか？
ガンコじい
なんと、それは楽しそうじゃの。
もとみちくん
そうと決まれば早速、青春時代を思い出しましょう。
〜青春開始〜
もとみちくん
おじいさん…これがおじいさんの青春なんですか？
ガンコじい
そうじゃ。わしの青春と言えば、河川敷を夕日に向かって走ることじゃ。
もとみちくん
そ、そうなんですか。でも、今日は曇りですよ。
ガンコじい
もしかしたらこの後、雲の間から夕日が出るかもしれんじゃろ。その時に備えて走るんじゃ。
もとみちくん
わ、わかりました。（大丈夫かな…）
〜30秒後〜
ガンコじい
ハァ、ハァ、ハァ、青年…ちょっと休憩せんか。
もとみちくん
（やっぱりそうなりますよね）おじいさんも若くないんですから、無理しちゃだめですね。
ガンコじい
そうじゃの。若い頃のように無理はいかんの。
もとみちくん
あっ！おじいさん見て下さい。綺麗な夕日です。
もとみちくん
ほんとじゃ！綺麗な夕日じゃの。
もとみちくん
（手を合わせる）
ガンコじい
何をしておるんじゃ。
もとみちくん
夕日を拝みながら、今日も素晴らしい一日を過ごせたお礼をしてるんです。
ガンコじい
夕日に向かってお礼を言っておるのか、どれわしもやってみるかの。（手を合わせる）
…
なんだか、心が澄んでくるような気がするの。
…
なんだか、心が澄んでくるような気がするの。
もとみちくん
そうですね。すごく良い気分になりますね。
ガンコじい
よし！元気も出たし、夕日に向かって走るぞ！
もとみちくん
そんなすぐに走り出したら、今度は怪我しちゃいますよ。
ガンコじい
なーに、平気じゃ。行くぞ！
ガンコじい
（膝ズキッ）痛い！さっき走ったせいで、膝がやられてしまったようじゃ。
もとみちくん
（だから言ったのに。おじいさんの青春体験はまた今度にしましょう。）
おさしづ
「心では十分たんのうの理は治めて居る。尽くす一つ、運ぶ一つの事情に、理がおさまらにゃならん。十分たんのうして、夕景一つの礼を言う。」
（明治25年7月27日）
次回をお楽しみに−！！
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