ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん(もとみち)
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.69 夕日にお礼を言おう
ガンコじい
よお青年!
もとみちくん
こんにちはおじいさん。
ガンコじい
これを見てくれ、家庭菜園をしようと思ってダイコンの種を買ったんじゃ。
もとみちくん
家庭菜園いいですね。
ガンコじい
いいじゃろ。立派に成長したら青年にも分けてやるから、楽しみにしておいてくれ。
もとみちくん
ありがとうございます。楽しみにしてます。
〜二ヶ月後〜
ガンコじい
よお青年!
もとみちくん
こんにちはおじいさん。そうだ、ダイコンは順調に育ってますか?そろそろ収穫の時期ですよね。
ガンコじい
ダイコン? なんのことじゃ?
もとみちくん
えっ!? 前に家庭菜園で育てるって言ってたじゃないですか。
ガンコじい
…あっ!! しまった…忘れておった… 今からすぐに植えてくるぞ。
もとみちくん
おじいさん、もう遅いですよ。
ガンコじい
なんでじゃ?
もとみちくん
種を植える時期は、野菜それぞれに旬がありまして、旬を逃してしまったら、良い野菜に育たないんですよ。
ガンコじい
そ、そうなのか… 時期がそんなに大切だったとは知らなかった。
もとみちくん
そうなんです。神様も「旬々の理を見て蒔けば皆実がのる。」と仰せられてます。
ガンコじい
神様も野菜の種を蒔く時期が大切だと言っておるのか?
もとみちくん
そうなんです。しかもこれは野菜に例えているだけで、徳積みにしても、人助けにしても、旬を逃さずに実行すれば皆んな御守護が戴けるってことなんです。
ガンコじい
野菜に限った話じゃないのか!?
もとみちくん
そうなんです。何事も旬を逃さないことは、大切なんですよ。
ガンコじい
なるほど。それじゃあ、青年もわしを助ける旬を逃してはいかんの。別の野菜を育てる事にするから手伝ってくれ。お礼にダイコンの種をやるからの。ハッハッハッハッハ。
もとみちくん
(いやいや、いらなくなった種を押し付けただけじゃないですか。トホホホ…)
おさしづ
「旬々の理を見て蒔けば皆実がのる。旬を過ぎて蒔けばあちらへ流れ、遅れどんならん〳〵、とんとどんならん。」
(明治22年7月31日)
次回をお楽しみに−!!
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