ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.78 心定めはやり切ろう
もとみちくん
フンフンフン♪
ガンコじい
よう青年！
もとみちくん
おじいさんこんにちは。
ガンコじい
何でこの道の掃除をしておるんじゃ？
もとみちくん
実は神様にお願いをするにあたり、心定めとして、一週間ここの掃除をすることにしたんです。
ガンコじい
神様にお願いする時は心定めをすると良いのか？
もとみちくん
そうですね。心定めをしないよりは、した方が良いと思います。
ガンコじい
そうなのか！ 実は、昨日ばあさんが足を捻挫しての。その足が早く治るように神様にお願いしようと思うから、わしも青年と一緒に掃除をする心定めをするぞ。
もとみちくん
おばあさん足を捻挫しちゃったんですか！？それは大変です。一週間一緒に掃除を頑張りましょう。
ガンコじい
よろしく頼むぞ。
〜 三日後 〜
もとみちくん
おかしいな、今日はおじいさん来なかったぞ。
ガンコじい
よう青年。今日は行けなくてすまんの。
もとみちくん
おじいさん、何かあったんですか？
ガンコじい
実は、ばあさんが突き指をしてしまっての。心定めを実行しているのに、ばあさんが更に怪我をするなら、こんなことしても意味が無いと思ってしまっての。
もとみちくん
それで今日は来なかったんですね。
ガンコじい
青年も意味が無いと思うじゃろ？
もとみちくん
そんなことはありません。むしろ心定めを途中でなおざりにしたら、今までの努力も全部水の泡になっちゃいますよ。
ガンコじい
そんなこと言ったって、願いが叶わんのならダメじゃないか。
もとみちくん
心定めの途中で止めてしまうのがダメなんです。途中で願い通りになってもならなくても、最後までやり切らないと本当の結果は分かりませんよ。
ガンコじい
そうか。青年がそこまで言うならもうちょっと頑張ってみようかの。
もとみちくん
そうしましょう。
ガンコじい
確か心定めは「青年と一緒に掃除をする」じゃったの。青年は今日の分の掃除は終わったと思うが、もちろん掃除に付き合ってくれるよな？
もとみちくん
（おじいさん、そこは一緒じゃなくても大丈夫だと思います…）
おさしづ
「何か心に承知した処、成っても成らいでも運び切らにゃならん。心に治めた理はなおざりというは、何かなろまい。」
（明治33年10月6日）
次回をお楽しみに−！！
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