ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん(もとみち)
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.79 20日も経てば忘れちゃう
もとみちくん
(前略)…えーですから、この身体は自分のものではなく、神様からお借りしているんです。
ガンコじい
青年よ、その話は前に何回も聞いたぞ。
もとみちくん
「かしもの・かりもの」のお話は、何回でも聞けば聞くほど良いお話なんですよ。
ガンコじい
そんなこと言ったって、もう全部覚えてしまったわい。
もとみちくん
覚えるだけじゃ駄目なんです。無意識に実践できるくらい身体に染み込ませる必要があるんですよ。
ガンコじい
そのくらい楽勝じゃよ。もうわしの身体には染み込んでおるわい。
もとみちくん
ほんとですか?。(あんまり信用できませんが…)
〜 数日後 〜
ガンコじい
青年よ、美味しい饅頭をもらったんじゃが一緒に食べんか?
もとみちくん
ほんとですか!? ありがとうございます! 美味しいお饅頭ですね。
ガンコじい
この饅頭は絶品じゃ! どれもう一個… うまい! 更にもう一個…
もとみちくん
おじいさん、食べ過ぎです。糖尿病になっちゃいますよ。
ガンコじい
うるさい! わしの身体なんじゃから、わしの勝手じゃろ。
もとみちくん
おじいさん。今、「わしの身体」って言いましたよね。
ガンコじい
(あっ!!しまった…身体は神様からのかりものじゃった) いや…そんな事…言ってないかもしれないぞ…
もとみちくん
誤魔化したってダメです。ちゃんと聞いてましたからね。やっぱり、「かしもの・かりもの」の教えは、これからも繰り返ししなくてはいけませんね。
ガンコじい
悔しいが、今回は青年が正しいの。
もとみちくん
わかっていただけて良かったです。
ガンコじい
まぁとりあえず、この神様から借りておる身体が、「もっと食べたい」と饅頭を欲っしておるから残りの饅頭を食べるとするか。
もとみちくん
(おじいさん。それは自分に都合が良過ぎじゃないですか?)
おさしづ
「身の内かりもの〳〵にと聞いた時だけ。一日経ち十日経ち言うて居る間に、二十日経ち遂には忘れる。」
(明治24年11月15日)
次回をお楽しみに−!!
次の更新を知りたい方は、たかおか公式LINEに、ぜひご登録ください!