こころのホームルーム

1限目: “ふつう”って何点?

学生担当委員会より

このたび髙岡大教会ホームページを活用して、学生担当委員会より新企画「こころのホームルーム」を掲載させていただくこととなりました。

髙岡につながる学生に、少しでも分かりやすくお道を伝えたい、また会長さんや親御さんから学生に教えを伝える時に少しでも参考になればとの思いで、少しずつ掲載していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

“ふつう”って何点?

10年ほど前、まだ僕が学生だった頃、学生担当委員会の先生から聞いたお話が今でも忘れられません。

大教会の先生が話の中で、みんなに質問をしました。

先生

あなたにとって“普通”とは何点くらいですか?

その問いに、周りのみんなは「60点〜70点」と答えました。

すると先生はまた質問をしました。

先生

次に皆さんにとって、今日の体調はどうですか? 普通ですか?

と聞かれると、みんな「普通」と答えました。

すると、先生は、

先生

そしたら、先程皆さんが答えた点数を、私達人間に当てはめて考えてみてはどうでしょうか?

先生

もしも人間の身体が70点とすると… 60点とすると… 身体はまともに動かすことはできないし、食べ物も食べられない状態かもしれません。
私達が神様からお借りしているこの身体、普段はどこも痛くもなく、体温も平温で、話したり、物を食べたりと、毎日当たり前の様に感じているこの普通。実は100点満点だったのです。

といったお話でした。

当時、お道の事をあまり知らない僕でしたが、この話はずっと僕の心に残っています。

病気になったり、事故に遭ったりすると、普段の何気ない日常がどれほど有難いものだったのかを考えさせられます。

“ふつう”に使えるこの身体が実は御守護いっぱいの100点満点だということを日々に感謝して、学校生活を送れたら良いですね。