こころのホームルーム

4限目: コロナとブドウ

心はどんな形?

みなさん、心の形ってどんな形だと思いますか?

ハートだったり楕円形だったりとありますが、やっぱり多くの人は丸くて柔らかいものをイメージすると思います。

自由に使えるこの心、人間は1日に6万回くらい使っているそうです。

喜んだり、悲しんだり、腹を立てたり、不安になったり、毎日6万回も使っていたら、生まれたときの心は丸くても、人それぞれに癖も出来て、形も丸の人ばかりではなく、角ができたりデコボコだったり、それぞれ違う形になると思います。

コロナが伝えていること

先日、学生担当委員会の先生から教えていただきました。

先生

この一年以上毎日のようにニュースでよく見るこの新型コロナウイルスの画像です。トゲトゲしていますね。

先生

親神様はこのコロナを通して、「トゲトゲをとり、丸い心になるんだよ」と教えていただいているんじゃないでしょうか?

とお話し下さいました。

毎日毎日ニュースでコロナの画像が出ますが、この画像を見るたびに、親神様からこのトゲトゲを取ること、ほこりを払いなさいというメッセージを仰っていただいているような気がします。

教祖は、

「世界は、この葡萄のようになあ、皆、丸い心で、つながり合うて行くのやで。この道は、先永う楽しんで通る道や程に。」

『稿本天理教教祖伝逸話篇』「135 皆丸い心で」

とお話しくださいました。

みんながコロナのようなトゲトゲな心でいたら繋がり合うことは出来ずに、ぶどうの軸から栄養が届くことはなく、育っていくことも出来ません。

軸から届く栄養は“親神様のおはたらき”、ぶどう一房一房も、家族であったり、学校であったり、それぞれに繋がり合う場所があり、幹はおぢばの理をいただく“教会”なのかもしれません。

教祖はトゲトゲの取れた丸い心こそ、人と人をつなぐ心なのだと教えていただきます。

丸く繋がっていけば、教祖が仰ったお言葉の後半である、「この道は、先永く楽しんで通る道」に続いていくはずです。

学生の皆さん、これからもブドウのように丸い心で学生生活を楽しんで下さいね!