ー 人物紹介 ー
Introduction
求道くん（もとみち）
高岡に繋がるお道熱心な青年会員
ガンコじい
にをいがけ先で出会った頑固じいさん
Vol.34 頑張った先にお宝が
ガンコじい
いやー困った困った。
もとみちくん
あれ、困った顔してどうしたんですか、おじいさん？
ガンコじい
青年か！ 実はばあさんに買い物を頼まれての。明日大事なお客さんが来るから、駅前の人気和菓子屋「No Azuki No Life」（ノーアズキ ノーライフ）で一番人気商品「カスタード大福」を買いに来たんじゃが、臨時休業しておったんじゃよ。
もとみちくん
そうだったんですか。別のお菓子じゃ駄目なんですか？
ガンコじい
お客さんはカスタードが大好きで「カスタード大福を食べてみたい」と楽しみにしておるらしく、別の店でも良いと思うから何とかして手に入れたいんじゃ。
もとみちくん
そうでしたか。では一緒に探しましょう。
ガンコじい
本当か！ ありがとう青年。
〜１時間後〜
ガンコじい
ハアハア、「カスタード大福」何処にも売ってないの。
もとみちくん
そうですね、隣町の和菓子屋さんでも探してみましょう。
ガンコじい
本当か！ 付き合わせてしまってすまんの。
〜２時間後〜
ガンコじい
ハアハア、何処にも無いの、もう諦めて普通の大福にした方が良いかの。
もとみちくん
きっと見つかりますよ、ここで諦めたら試合終了ですよ。
ガンコじい
こんなに苦労しているのに、なんで青年はそんなに頑張れるんじゃ？
もとみちくん
それはですね、神様は最後までやり切った人には結構なお宝を与えて下さるんです。でも、ほとんどの人が途中の険しい所で諦めるからその宝が頂けないんだと教えられています。
ガンコじい
ふむふむ、なるほど。
もとみちくん
ですから、しんどくなってきた今がまさに険しい所だと思うので、もう一踏ん張り頑張りたいと思うんです。
ガンコじい
なるほど、じゃあもうちょっとだけ頑張ってみようかの。
もとみちくん
はい！…アッ！ おじいさん、あの移動販売の車にカスタード大福って書いてありますよ。
ガンコじい
あ、あれは！神出鬼没の移動販売店、「カスタードでおま！」ではないか。
もとみちくん
そんなに有名なんですか？
ガンコじい
日本全国を旅しながら販売しておるから、買おうと思ってもほぼ買うことの出来ない、幻のお店なんじゃ。もちろんネットで検索しても出てこないんじゃ。
もとみちくん
そうなんですか！？ そんなお店に出会えて良かったですね。
ガンコじい
これも青年が一緒にさがしてくれたお陰じゃ。ばあさんにも電話しなくては。
スマホ
プルプルプル
ばあさん
もしもし
ガンコじい
おーばあさんか、実はカクカクシカジカでの、代わりに幻のカスタード大福買って帰るぞ。
ばあさん
あら、その店の店長が明日のお客さんですよ。私のお友達なんです。
ガンコじい
なんじゃと！？！？ 「カスタードでおま！」の店長が…ばあさんのお友達じゃと！？ わかった。（ガチャ）
もとみちくん
カスタード大好きなお客さんってそういうことだったんですか！ これは、もてなすお菓子のハードルが大変なことに………
ガンコじい
どうやら、まだまだ険しい所におるみたいじゃの…くー。
171. 宝の山 教祖のお話に、
「大きな河に、橋杭のない橋がある。その橋を渡って行けば、宝の山に上ぼって、結構なものを頂くことが出来る。けれども、途...
次回をお楽しみに−！！
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